トマトをできるだけ新鮮に保つための簡単な保存術をお伝えします。
なぜ多くの方がトマトを野菜室に入れることを避けるのでしょうか?
トマトを冷蔵庫の野菜室に入れる時には、あるポイントを押さえておく必要があります。
この記事では、トマトを長く新鮮に保つためのコツについてご説明します。
トマトの鮮度を保つための保存方法
ヘタを下向きにしてラップで包む
トマトを新鮮に保つためのちょっとしたコツは、トマトのヘタを下にして保存することなんです。
トマトって、意外とデリケートで、寒さにも弱いんですよ。
なので、まずキッチンペーパーでトマトを一つずつ包んであげて、そのままポリ袋に入れましょう。
そして、ヘタを下にして野菜室に入れておくと、トマトが7~10日くらい新鮮なまま保てるんです。
冷凍保存での長期保持
もし、トマトをもっと長く保存したいなら、冷凍保存がベスト。
これならトマトの美味しさをしっかりキープできます。
トマトを丸ごと冷凍保存袋に入れて、ヘタをつけたまま凍らせるだけ。
使うときは、室温で少し解凍してから切ると扱いやすくなりますし、水に浸すと皮が簡単に剥けます。
この方法で、最長2ヶ月も保存できるんですよ。
保存条件に応じたトマトの保存法
常温での保管
トマトの甘みを引き出すなら、常温での保管がおすすめです。
ただし、夏場のような高温の時期は注意が必要。
使う予定がすぐにない場合は、やっぱり野菜室に入れるのが安心です。
常温保存するなら、トマトを一つずつキッチンペーパーで包んで、涼しくて暗い場所に置いてあげましょう。
ミニトマトの場合は、パックから出して通気性の良い場所で保管すると良いですよ。
冷蔵での保存
トマトは、冷蔵庫の野菜室での保存がベストです。
冷蔵庫のチルド室は温度が低すぎるので、避けてくださいね。
少し手間ですが、トマトを一つずつキッチンペーパーで包んで、ヘタを下にして保存すると、エチレンガスの影響を抑えて、トマトが長持ちします。
冷蔵と冷凍の保存テクニック
冷蔵で保つコツ
冷蔵でトマトを新鮮に保つには、まずは一つ一つを丁寧に包むことが重要です。
キッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れて密封し、野菜室に入れましょう。
これで、他の野菜に影響を与えることなく、トマトが熟しすぎるのを防げます。
冷凍で保存するポイント
トマトが余ってしまったら、冷凍保存がおすすめです。
冷凍する前に、しっかり洗って水分を拭き取り保存袋に入れましょう。
空気をしっかり抜いて冷凍庫に入れておけば、風味を損なわずに長く保存できます。
使うときには、流水に浸して皮を簡単に剥いてから料理に使えますよ。
これで、必要な分だけを手軽に使えるので、とても便利です。
冷凍トマトを使った「トマトとバジルのパスタ」の作り方
必要な材料(2人分)
冷凍トマトを使ったパスタは、材料がシンプルで、しかも風味豊かに仕上がります。
2人分の材料は次の通りです。
- 冷凍トマト:4個
- ニンニク:1片
- オリーブオイル:大さじ2
- 塩:少々
- 黒胡椒:少々
- ドライバジル:小さじ1
- フレッシュバジル(お好みで):数枚
- パスタ:200g
調理手順
- パスタを茹でる
大きな鍋にたっぷりの水を沸かし、塩を加えてパスタを茹でます。
アルデンテの状態に仕上げるのがポイントです。
- トマトの皮をむく
冷凍トマトを少し室温に置いて解凍します。
流水に浸すと、皮が簡単に剥けます。
皮を剥いたトマトは、粗く刻んでおきましょう。
- ソースを作る
フライパンにオリーブオイルを熱し、みじん切りにしたニンニクを炒めます。
香りが立ってきたら、刻んだトマトを加えて炒めます。
トマトが崩れてきたら、塩、黒胡椒、ドライバジルで味を整えます。
- パスタと絡める
茹で上がったパスタをフライパンに移し、トマトソースとよく絡めます。
もしソースが足りないと感じたら、パスタの茹で汁を少し加えて調整しましょう。
- 盛り付け
皿に盛り付けたパスタに、フレッシュバジルの葉をちぎってトッピング。
お好みで追加のオリーブオイルをかけても美味しいです。
このレシピは、冷凍トマトならではのジューシーなソースが魅力。
手軽に作れるので、ぜひお試しください。
理想的な保存場所の温度設定
トマトを保存する際、温度はとても重要です。
トマトにとって理想的な保存温度は、7~10℃の冷蔵庫の野菜室。
特に、温度が低すぎるチルド室(0~1℃)での保存は避けましょう。
野菜室なら、トマトが冷えすぎることなく、新鮮さを長く保つことができます。
熟しきっていないトマトの追熟方法
もし、まだ熟していない緑色のトマトがあれば、常温での追熟がおすすめです。
トマトを一つ一つキッチンペーパーで包み、温度変化の少ない冷暗所にヘタを下にして置いておきます。
完熟したら、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存すると、より長持ちします。
まとめ
トマトの保存方法にはいくつかのポイントがあります。
冷蔵保存では、野菜室が最適な温度であり、冷凍保存は長期間の保存に適しています。
また、未熟なトマトは常温で追熟させるのがベストです