最近、Chromeを使っているとYouTubeのタブが自動的に開いてしまうという報告が増えています。
この現象は、特に何も操作していないのにYouTubeのホームページが新規タブで表示され、作業の妨げになったり、無駄な時間を取られたりするため、多くのユーザーにとってストレスの原因になっています。
原因としては、拡張機能「Ad Speedup」が関連している可能性が高く、対策を講じることで解決できるケースも報告されています。
本記事では、この問題の原因と解決策について詳しく解説し、今後の再発防止策も紹介します。
ChromeでYouTubeタブが自動で開く原因の特定
YouTubeのタブが勝手に開く原因のひとつとして、「Ad Speedup」という拡張機能が関与していることが明らかになりました。
この拡張機能は、YouTube広告を16倍速でスキップできる便利な機能として人気を集めていますが、一部の環境ではこの機能が意図せずYouTubeのホームタブを開かせてしまうトラブルを引き起こしています。
Redditでは、「Ad Speedupを更新してからYouTubeタブが自動的に開き始めた」との報告が複数見られます。
また、「拡張機能をすべて無効にしたところ問題が解消し、その後、再度有効化していく中でAd Speedupが原因であることが分かった」という具体的なテスト結果も共有されています。
同様の報告はChrome Web Storeのレビューにも多く寄せられており、「この拡張機能を無効にした途端、問題が解決した」というユーザーの声が見られます。
解決策1:拡張機能「Ad Speedup」の無効化または削除
Chromeの右上にある「拡張機能アイコン(パズルのような形)」をクリックし、「Ad Speedup」の右側の「三点ボタン」を選択します。
そこから「Chromeから削除」を選び、ブラウザを再起動します。
削除後に問題が解消されれば、これが原因である可能性が高いです。
「Ad Speedup」を完全に削除するのではなく、一時的に無効にすることで問題解決を試みることも可能です。
Chromeのアドレスバーに「chrome://extensions/」と入力し、拡張機能の一覧から「Ad Speedup」を見つけ、右端のスイッチをオフにします。
その後、YouTubeのタブが自動で開かないか様子を見てください。
無効化が問題解決に効果を発揮する場合も多いため、削除をためらう場合には有効な方法です。
解決策2:その他の拡張機能との互換性チェック
問題の原因が特定できない場合、一度すべての拡張機能を無効化して、Chromeを再起動してみましょう。
無効化した状態でしばらくブラウジングを行い、YouTubeのタブが勝手に開くかどうかを確認します。
問題が解決した場合、拡張機能の中に原因があることがわかりますので、1つずつ有効に戻しながら原因を特定していきます。
特にYouTubeや広告に関連する拡張機能が原因になりやすいため、そのあたりを重点的に確認するのがポイントです。
必要な機能は再設定しながら、不要なものはこの機会に見直すとよいでしょう。
対策後の確認と再発防止策
拡張機能を削除または無効化した後、Chromeを再起動してYouTubeタブが勝手に開かないか確認します。
問題が解決していることを確認できれば、安心してブラウジングを再開できます。
今後は、インストールする拡張機能を慎重に選び、定期的にその必要性を見直すことが重要です。
特に、自動で動作する拡張機能は便利ですが、不具合を引き起こすこともあるため、アップデート後の挙動にも注意を払う必要があります。
また、Chromeのセキュリティ設定を定期的に見直すことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
まとめ
不具合が解消されると、ブラウザの操作が快適になり、仕事や趣味のオンライン活動に集中できるようになります。
余計なタブが自動で開かれないことで、ストレスも軽減されます。
こうしたトラブルに遭遇した際は、早めに原因を特定し、対策を講じることが大切です。
特に、拡張機能が原因の場合は無効化や削除で簡単に解決できることが多いため、迅速な対応を心がけましょう。