料理をする上で、ふとした瞬間に「あっ、練りゴマがない！」という事態に直面したことはありませんか？
練りゴマは、和え物やドレッシング、さらには一部の麺料理にも欠かせないアイテムです。
ゴマそのものの風味を濃厚に感じられるのが特徴で、料理に深みとコクを加えてくれます。
でも、そんな練りゴマが手元にない時でも、練りゴマを代用できる食材はいくつか存在します。
これから、そんな代用品のひとつす「すりごま」と、すりごま以外で代わりになるものをご紹介します。
練りゴマの代用品は「すりごま」が一番！
練りゴマが手に入らない時でも、すりごまを上手に使いこなして、料理の幅を広げていきましょう。
すりごまの特徴と使い方
すりごまは、その名の通りゴマをすり潰したもので、練りゴマに比べて手軽に使えるのが最大の魅力です。
練りゴマがないときの代用品として、和え物やドレッシング、ゴマを使った各種ソースに活用できます。
例えば、サラダや冷奴にそのままかけるだけでなく、ごま油と混ぜ合わせて独自のドレッシングを作ることも可能です。
練りゴマとの違いと注意点
すりごまと練りゴマの最も大きな違いは、テクスチャーです。
練りゴマはペースト状で滑らかなのに対し、すりごまは粒状で少し粗め。
このため、すりごまを使用する際には、料理の種類によっては食感が大きく異なることを意識する必要があります。
特に、練りゴマを使った滑らかな仕上がりを期待する料理では、すりごまを使うと食感が期待と異なる場合があるので注意が必要です。
また、すりごまは練りゴマほど濃厚な味わいやコクを出しにくいので、料理によっては味の調整をしながら使用すると良いでしょう。
すりごま以外の練りゴマの代用品
これらの代用品を活用することで、練りゴマがない時でも様々な料理を楽しむことが可能です。
各食材の特性を生かしながら、料理の幅を広げてみてください。
ゴマドレッシング
ゴマドレッシングは、サラダには欠かせない人気の調味料ですが、練りゴマがないときの代替品としても大活躍します。
その最大のメリットは、調理に必要な時間を短縮できる点にあります。
また、ゴマの風味が既に加えられているため、料理に深みを出すことができます。
ゴマドレッシングは、和え物やサラダ、冷奴、さらには炒め物にも使えます。
炒め物に使用する際は、加熱することでドレッシング特有の酸味が飛び、ゴマの風味がより一層引き立ちます。
使用する際のコツは、料理の最後に加えること。
これにより、ゴマの風味を最大限に生かすことができます。
胡麻だれ
胡麻だれは、ゴマを主成分としたタレで、ゴマの濃厚な味わいと風味が特徴です。
練りゴマと比較しても遜色ない味わいを実現することができ、料理にコクと深みを加えることができます。
胡麻だれは、様々な料理にマッチする万能調味料です。
特に冷奴やサラダ、タレとしての利用はもちろんのこと、和え物や麺類のトッピングとしても絶妙な味わいを演出します。
練りゴマと比較して流動性があり、料理に均一に絡めやすい点も魅力の一つです。
ピーナッツバター
ピーナッツバターを練りゴマの代用品として使う場合、その独特の甘さと風味が料理に新たな味わいをもたらします。
しかし、使用する際にはいくつか注意点があります。
ピーナッツバターは、その甘さとピーナッツ特有の風味が強いため、すべての料理に合うわけではありません。
特に、甘さを控えめにしたい料理には不向きかもしれません。
また、ピーナッツアレルギーを持つ人がいる場合は使用を避けた方が良いでしょう。
ピーナッツバターの甘さと風味は、アジア料理やスイーツにぴったりです。
例えば、ピーナッツバターを使った冷麺のタレや、サテソースのアレンジとして使用すると、オリジナリティ溢れる料理を楽しむことができます。
また、バンバンジーのタレに少量加えることで、独特の甘みとコクを加えることができます。
自家製練りゴマの作り方
練りゴマがない！そんな時は、家にあるごまで簡単に自家製練りゴマを作ってみましょう。
市販のものとは一味違う、自分好みの練りゴマを作ることができますよ。
手軽にできる自家製練りゴマレシピ
●材料
- 白ごままたは黒ごま 100g
- ごま油 大さじ1～2（お好みで調整）
●手順
- ごまをフライパンで軽く煎り、香りを引き出します。
- この時、焦がさないよう注意しましょう。
- 煎ったごまをミルやフードプロセッサーで細かく挽きます。
- この時、完全に粉末にする必要はありません。
- 少し粒が残るくらいが理想です。
- 挽いたごまにごま油を加え、よく混ぜ合わせます。
- この時、ペースト状になるまでしっかりと混ぜることがポイントです。
- お好みで油の量を加減して、自分好みの濃度に調整しましょう。
- 完成した自家製練りゴマは、清潔な容器に移し、冷蔵庫で保存します。
- 早めに使い切るようにしましょう。
自家製練りゴマは、添加物が入っていない分、新鮮な味わいが楽しめます。
また、ごまの量やごま油の量を調整することで、お好みの味や濃度に仕上げることができるのも魅力です。
まとめ
今回は、練りゴマの代用品として使える様々な食材をご紹介しました。
すりごまやゴマドレッシング、胡麻だれ、さらにはピーナッツバターまで、いずれも練りゴマが手元にない時に役立つ食材ばかりです。
それぞれの特性を活かして、料理の幅を広げてみてください。
また、自家製練りゴマの作り方もご紹介しました。
市販の練りゴマとはまた違った、自分だけの特別な練りゴマを作る楽しさをぜひ味わってみてください。
料理に手作りの一手間を加えることで、いつもの食卓がより一層豊かになるはずです。
練りゴマの代用品を上手に活用したり、自家製練りゴマを作ったりすることで、料理の幅を広げ、新たな発見を楽しんでください。
