今年も例年通り、厳しい夏が続いていますね。
毎日のように35度を超える日々が続くと、体力も気力も削がれてしまいます。
皆さんも今年の夏は、クーラーの効いた部屋から出るのが億劫になったのではないでしょうか。
気象庁によると、今年の夏のピークは8月上旬から中旬にかけて。
しかし、9月に入ってもまだ暑さが続くという予想が出ています。
特に、昼間の暑さは残暑としてしばらく続きそうです。
気温が少しずつ下がり始めるのは、9月の中旬以降になるでしょう。
涼しくなる目安の時期 地域で差がある
北海道: 8月後半から涼しくなる
日本の最北端に位置する北海道は、他の地域に比べて涼しくなるのが早いです。
8月後半には朝晩の気温が下がり、過ごしやすくなります。
日中でも、猛暑日は少なく、涼しい風が吹き始めるのが特徴です。
東北（仙台など）: 9月上旬から中旬にかけて涼しさが感じられる
東北地方の仙台では、9月上旬から中旬にかけて涼しさを感じることができます。
特に朝晩の気温が下がり、夏の終わりを感じさせる季節です。
日中の気温も次第に落ち着き、過ごしやすい日が増えてきます。
関東（東京など）: 9月中旬から下旬が目安
東京をはじめとする関東地方では、9月中旬から下旬にかけて涼しくなり始めます。
特にお彼岸を過ぎると、朝晩の涼しさが際立ち、日中の暑さも和らいできます。
これからの季節、過ごしやすい日々が増えるでしょう。
中部（名古屋など）: 9月下旬から涼しさを感じ始める
名古屋などの中部地方では、9月下旬から涼しさを感じ始めます。
日中の気温が徐々に下がり、過ごしやすい気候になります。
朝晩は少し肌寒く感じることもあり、秋の訪れを感じさせる時期です。
近畿（大阪など）: 9月下旬が目安
大阪を含む近畿地方でも、9月下旬が涼しさを感じる目安となります。
日中の暑さが徐々に和らぎ、朝晩の気温が下がり始めます。
湿度も下がり、カラッとした秋の気配が感じられるでしょう。
九州（福岡など）: 10月上旬から涼しさを実感
九州地方の福岡では、10月上旬から涼しさを実感できます。
他の地域に比べて涼しくなるのが遅いですが、その分、長い秋を楽しむことができます。
日中の気温も穏やかになり、過ごしやすい季節がやってきます。
残暑を乗り切る工夫
クーラーを使わず窓を開ける
残暑が厳しい時期には、ついクーラーに頼りがちですが、実は窓を開けるだけでも効果的な涼しさを感じることができます。
特に朝晩の時間帯には、外の空気がひんやりと感じられることが多いので、窓を開けて自然の風を取り入れてみましょう。
また、風通しの良い家づくりを意識することで、室内の温度を効率的に下げることができます。
カーテンを使って日差しを遮るのも忘れずに。
打ち水で涼を取る
昔ながらの方法ですが、打ち水は今でも効果的な涼の取り方です。
ベランダや庭に水を撒くだけで、気化熱によって周囲の温度が下がり、ひんやりとした涼しさを感じることができます。
特に夕方から夜にかけて行うと、より効果的です。
打ち水をした後に窓を開けると、さらに涼しい風が家の中に入ってきます。
秋を感じる食材と花
梨やぶどう、かぼちゃ、サンマなどの秋の味覚を楽しむ
秋は美味しい食材が豊富な季節です。
例えば、梨やぶどうはその甘さとジューシーさで暑さを忘れさせてくれます。
また、かぼちゃを使った料理は栄養価も高く、食欲の秋にぴったりです。
サンマもこの時期ならではの味覚で、塩焼きにするとシンプルながらも絶品です。
これらの秋の味覚を取り入れて、食事から季節の変化を感じてみてください。
ハギやススキ、キキョウなどの季節の花を飾る
視覚からも秋を感じることができます。
ハギやススキ、キキョウなどの秋の花を家の中に飾ると、一気に季節感が増します。
これらの花は日本の秋を象徴するもので、どれも控えめながら美しい色合いが魅力です。
花瓶にさりげなく飾るだけでも、部屋の雰囲気がガラッと変わります。
初秋のイベントを楽しむ
秋にはお月見や重陽の節句など、風情のあるイベントがたくさんあります。
お月見は中秋の名月を楽しむ行事で、ススキを飾り、お団子を供えて月を眺めるだけでも心が落ち着きます。
重陽の節句は9月9日に行われる菊の節句とも呼ばれ、栗ご飯を食べたりして長寿を願う行事です。
これらの伝統的な行事を楽しむことで、季節の移ろいを感じることができます。
まとめ
今年の秋もまだまだ高温が続く予想です。
特に日中は残暑が厳しいことが考えられるため、熱中症対策を怠らないようにしましょう。
水分をこまめに摂ることや、涼しい服装を心がけることが大切です。
また、屋外での活動はできるだけ避け、室内でも風通しを良くする工夫をしましょう。
残暑が続く中でも、少しの工夫で涼しさを感じることができます。
窓を開けて風を通したり、打ち水をしたりすることで、自然の涼を取り入れましょう。
