2025年大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げ、世界中から150以上の国と地域が参加する壮大な国際イベントです。
なかでも注目を集めているのが、それぞれの国が趣向を凝らして展開する海外パビリオンです。
文化、芸術、先端技術、グルメ、建築など、多様な魅力を詰め込んだ空間は、まるで一日で地球を旅するような体験ができます。
本記事では、人気ランキング形式でおすすめのパビリオンや見どころを紹介しつつ、効率的な回り方や予約のポイントも解説します。
大阪万博を訪れる予定の方は、ぜひ計画の参考にしてください。
大阪万博2025|海外パビリオンの魅力とは?
大阪万博の規模大きめで回転早いパビリオン
— たけぴー (@takepi80) May 22, 2025
フランス
マレーシア
サウジアラビア
スペイン
予約とか無くても短時間で入れる
めっちゃ並んでても早い
予約ないならとりあえず並んでみて
アメリカみたいな団体行動でシアタータイプは時間かかる
イタリアは数日疲れが残ります pic.twitter.com/WnB7UIORgB
世界各国の文化と技術が融合した空間は、体験型展示やグルメ、デザイン性の高い建築を通じて五感を刺激します。
万博の基本情報と海外パビリオンの注目度
2025年4月から10月にかけて開催される大阪万博には、150以上の国と地域が参加を予定しており、100を超える海外パビリオンが集結します。
それぞれのパビリオンでは、参加国の先端技術、伝統文化、芸術、食文化などがテーマ別に表現されており、訪れる人々に深い感動と学びを提供します。
建築デザインや体験型展示の充実度からも、海外パビリオンは万博の目玉として非常に高い注目を集めています。
エリア構成とゾーニングの特徴
海外パビリオンは、「エンパワーリングゾーン」「セービングゾーン」「コネクティングゾーン」の3エリアに分けられています。
各ゾーンはテーマに基づいて配置されており、移動効率を高める工夫も施されています。
たとえば、環境・エネルギー関連の展示はセービングゾーンに多く集まり、先端技術や未来都市を体験できるパビリオンはエンパワーリングゾーンに集中しています。
このゾーニングにより、訪問者は興味に応じてルートを最適化することができます。
人気ランキングTOP10のパビリオンを紹介
話題性や体験性、グルメの充実度から総合的に評価されたパビリオンをランキング形式で紹介します。
第1位:アメリカパビリオン
360度映像と宇宙関連技術の体験で話題。
グルメも含めて“アメリカ体験”を丸ごと味わえます。
360度ドーム映像とNASA技術体験
アメリカパビリオンでは、360度ドームシアターによる映像演出で、宇宙・未来都市・海底世界を体験できます。
NASAと連携した月面探査ロボットの展示や、操作型シミュレーターなど、体験型コンテンツが充実している点が特徴です。
また、インタラクティブアートによって、子どもから大人まで楽しめる設計になっており、科学教育とエンターテインメントを融合させた展示構成が評価されています。
本場BBQとNYチーズケーキ
展示だけでなく、本格的なアメリカンフードも注目ポイントです。
スモークチキンやステーキサンドなど、肉料理が豊富で食べ応えがあります。
デザートには、濃厚なニューヨークチーズケーキが人気で、甘党の来場者にも好評です。
BBQの香りとともに楽しめる飲食スペースは、臨場感ある“アメリカ気分”を提供してくれます。
第2位:イタリアパビリオン・バチカン
芸術とグルメの融合空間。
文化財と先端技術の調和が圧巻です。
3Dプリンターのピザ実演と美術展示
イタリアパビリオンでは、ミケランジェロやダ・ヴィンチの作品をデジタル技術で再現し、訪問者は芸術の真髄を五感で体験できます。
バチカンの名画「キリストの埋葬」も展示されており、文化的価値の高い展示が話題です。
また、3Dプリンターで焼き上げる“未来のピザ”実演も大人気。
アートとテクノロジーを融合させたこの演出は、SNS映えも抜群です。
バチカン美術と本格リコッタスイーツ
イタリア館内に設けられたバチカンパビリオンでは、宗教美術や古代ローマの彫刻を間近に鑑賞できます。
館内にはビストロも併設されており、リコッタチーズを使った本格スイーツや地中海料理が楽しめます。
美術鑑賞と食事を同時に楽しめる空間として、文化体験とグルメの融合が高く評価されています。
第3位:サウジアラビアパビリオン
中東の伝統文化と未来都市NEOMを融合させた幻想的な展示が印象的です。
NEOM体験&中東伝統文化
サウジアラビアパビリオンでは、未来都市NEOMの紹介を通じて持続可能な都市デザインを提案しています。
ARシミュレーションや大型模型を使った展示は、都市計画や建築に興味がある方にも最適です。
また、館内ではアラビア書道や伝統音楽の実演も行われており、中東文化の多様性と魅力を直感的に学ぶことができます。
700以上のイベントと夜間演出
開催期間中、パビリオンでは700回以上のイベントが予定されており、訪問するタイミングによってさまざまな体験が可能です。
特に夜間には、香りと光を融合させた幻想的な演出が施され、昼とは違った雰囲気を味わうことができます。
ラマダン期間中には特別イベントも実施され、文化に触れる貴重な機会となります。
第4位:UAEパビリオン
最新テクノロジーと伝統文化を融合させた空間が話題。
没入型の演出は早朝予約が鍵となります。
未来都市とARによる没入体験
UAEパビリオンでは、AR技術を活用した都市設計シミュレーションや、映像と音響が一体化した体験型展示が特徴です。
訪問者は、まるで自らが未来都市の設計者になったような感覚を味わえます。
展示には、砂漠をモチーフにした有機建築が採用されており、建築デザインとテクノロジーの融合を肌で感じることができます。
特にドバイの都市構造に興味がある人には、見逃せない展示内容となっています。
予約必須!砂漠建築と香りの演出
UAEパビリオンは混雑が予想されるため、事前予約が強く推奨されています。
館内では香りや光、音の演出によって五感を刺激する構成が採用されており、没入感の高さが特徴です。
砂漠建築の曲線美やナツメヤシの配置など、空間全体が非日常的な雰囲気を生み出します。
展示を最大限に楽しむためには、朝一番の予約枠を確保することがポイントです。
第5位:スイスパビリオン
自然との共生をテーマに、癒しと再生可能エネルギーの両面を体感できるパビリオンです。
アルプス香る癒し空間と軽量建築
スイスパビリオンでは、世界最軽量とも言われるドーム建築が来場者を出迎えます。
内部にはアルプスの香りや音を再現したリラクゼーションスペースが設けられており、日常の喧騒を忘れられる癒しの時間を提供します。
また、シャボン玉のように軽やかな建築構造は、エンジニアリングや建築設計に関心のある人にも大変人気があります。
構造美と機能性が高次元で融合した空間です。
再エネ技術と人気のお土産
展示エリアでは、再生可能エネルギーの活用例や、持続可能なライフスタイルを提案するコーナーも充実しています。
水資源の循環利用や太陽光発電のシミュレーション展示が行われており、環境工学に関心のある方にも最適です。
また、お土産コーナーではエーデルワイス刺繍の布マスクやチョコレートが特に人気を集めています。
見て学び、癒され、手土産まで楽しめるバランスの良いパビリオンです。
第6位:フランスパビリオン
香りと芸術を中心に構成された空間で、五感を使って“フランス文化”を深く体験できます。
光と香りが織りなす芸術空間
フランスパビリオンでは、香水やファッション、芸術作品など、フランス文化の粋を感じられる展示が並びます。
館内には光の屈折を利用した現代アートが多数あり、空間全体が一つの美術作品のような仕上がりです。
香りの演出にもこだわっており、香水の調合体験やフレグランスアートによる展示も楽しめます。
美を中心に据えたパビリオン構成は、感性を刺激する仕掛けに満ちています。
アフタヌーンティーとルーブル展示
館内のテラスでは、ルーブル美術館のレプリカ展示を眺めながら優雅なアフタヌーンティーが楽しめます。
展示品には、触って体験できるアートも含まれており、視覚だけでなく触覚にも訴える設計となっています。
また、フランスの伝統料理をアレンジしたランチプレートも提供されており、食文化も存分に堪能できます。
芸術と食の融合を楽しみたい方に最適なパビリオンです。
第7位:ドイツパビリオン
循環経済とテクノロジーをテーマにした展示で、サステナブルな未来社会を体感できます。
森の回廊とAI×循環経済展示
ドイツパビリオンの最大の特徴は、森を模した木製の回廊です。
自然と共生する空間設計の中で、AIによる気候変動対策やリサイクル技術の展示が展開されており、環境問題に対する意識を高める構成になっています。
また、未来都市をテーマとした学生の提案コーナーも設けられており、持続可能性と創造性を同時に感じられる設計です。
建築やテクノロジー、教育が融合した多層的な展示が特徴です。
屋上ガーデンで一休み
パビリオンの最上階には屋上ガーデンがあり、本場ドイツの飲みものやソーセージプレートを味わうことができます。
展示見学で得た知識を振り返りながら、リラックスできる空間が提供されています。
また、屋上からは会場全体を見渡すことができ、休憩スポットとしても高評価です。
グルメと休憩がセットになった動線設計は、滞在時間をより有意義なものにしてくれます。
第8位:中国パビリオン
伝統と未来が交差する展示が見どころ。
テクノロジーと文化の融合が体験できます。
竹建築とAI農業×漢方の融合
中国パビリオンは、竹をモチーフにした有機的な外観が特徴で、自然と調和した建築美が注目されています。
館内では、AIを活用したスマート農業や、未来型の食糧管理技術に関する展示が展開されています。
加えて、漢方薬や中医学の紹介コーナーも設けられており、科学と伝統医学の融合を体感できます。
環境工学や農業テクノロジーに関心のある方にとっては見逃せないパビリオンです。
茶芸と京劇など伝統文化も体験
テクノロジー展示に加え、茶芸の実演や京劇の衣装展示など、中国の伝統文化を体験できるエリアも充実しています。
茶葉の香りと所作の美しさを堪能しながら、五感で中国文化を味わえるのが特徴です。
限定のお土産としては、竹製グッズや漢方コスメが人気を集めています。
文化体験と最新技術の両面をバランスよく楽しめる構成が魅力です。
第9位:チェコパビリオン
芸術と静寂が共存する空間。
幻想的な内装とガラス工芸の魅力が広がります。
ミュシャ風アートと幻想展示
チェコパビリオンでは、ミュシャ調のステンドグラスやクリスタルを活かした幻想的な展示が来場者を惹きつけます。
照明の変化に応じて壁面のアートが動的に変化し、フォトジェニックな空間としても高い評価を受けています。
ヨーロッパの芸術性と静謐さが融合した設計により、美術館にいるかのような没入感を体験できます。
視覚芸術やデザインに興味のある方におすすめです。
屋上バーが人気
展示見学後は、屋上にあるバーでチェコ産の飲みものを楽しめます。
本場の品質で、専用のガラス製カクテルグラスと一緒に提供されるため、味覚と視覚の両方を満足させてくれます。
夕方以降はライトアップによる演出もあり、ロマンティックな雰囲気の中でリラックスできる時間を過ごせます。
落ち着いた大人の空間として高く評価されています。
第10位:モナコパビリオン
地中海のリゾートを思わせる癒しの空間。
ゆったりとした時間が流れる穴場です。
香りの庭園と地中海の癒し体験
モナコパビリオンは、南仏のリゾートホテルを彷彿とさせる上品な空間が広がります。
館内にある「香りの散歩道」では、地中海の花々の香りが再現されており、アロマセラピーのようなリラックス効果を得られます。
ワインセミナーやハーブ体験といった体感型プログラムもあり、日常を忘れて心を解き放てる設計です。
香りや植物療法に興味のある方には特におすすめです。
混雑少なめでゆったり過ごせる穴場
モナコパビリオンは、他の人気館と比べて比較的混雑が少なく、静かに過ごしたい来場者に最適な場所です。
ベランダでのティータイムやアロマ製品の試用コーナーもあり、女性を中心に支持を集めています。
混雑を避けつつ、癒しと文化を両立できる空間として、隠れた人気スポットとなっています。
注目グルメが楽しめるパビリオン特集
大阪万博行ってきまして、Twitterの情報に大変助けられたので私も投稿します??
— あまい (@hmcsm1203) May 18, 2025
11:00入場、パビリオン予約なし(全敗)
まずはフランス館????ここはたくさん並んでるように見えてもスイスイ進むからおすすめすぎる!隣のアメリカ館は2時間待ちでもこっちは15分くらいで入れた#大阪・関西万博 pic.twitter.com/td8qHNs1tm
展示だけでなく、各国のグルメ体験も万博の醍醐味。
味覚で巡る“世界旅行”がここにあります。
本格派グルメが勢ぞろいのレストラン
大阪万博の海外パビリオンでは、展示だけでなく本格的な現地料理を味わえるのも大きな魅力です。
特に、イタリア館の石窯ピザや、ドイツ館の屋上ガーデンは常に行列ができるほどの人気を誇ります。
アメリカ館ではBBQやNYチーズケーキが堪能でき、UAE館ではアラビックコーヒーとデーツの無料提供もあります。
訪問の合間に各国の食文化を体験できることは、記憶に残る万博体験の一部となるでしょう。
イタリア館の地中海料理
石窯で焼かれるピザやパスタは、現地の味をそのまま再現した本格派。
ランチセットにはグラスワインも付いており、食通も納得のクオリティです。
地中海料理ならではのオリーブオイルやハーブを活かした料理が提供されており、軽やかな味わいが特徴です。
ドイツ館の屋上ガーデン
青空の下で味わう本場の飲みものは格別。
ソーセージやプレッツェルとの相性も抜群で、展示のあとのリフレッシュに最適です。
木製のテーブルやジョッキなど、雰囲気づくりにもこだわりが感じられます。
アメリカ館のBBQ&チーズケーキ
肉厚なステーキサンドやスモークチキンは、アメリカらしい豪快な味わいで満足感があります。
デザートには、濃厚で滑らかなニューヨークチーズケーキが人気です。
しっかり食べたい方には特におすすめのパビリオンです。
UAEの無料アラビックコーヒー体験
館内のブースでは、香り高いアラビックコーヒーと甘みのあるデーツを無料で提供。
ホスピタリティ文化が色濃く感じられ、訪問者の間で好評を博しています。
展示だけでなく、心のこもったサービスも印象に残る要素のひとつです。
効率よく巡る!おすすめ半日モデルコース
短時間でも充実した体験ができるよう、人気パビリオンを効率的に回るルートを紹介します。
9:00~12:00モデルプラン
朝の時間帯を活かせば、人気パビリオンをスムーズに巡ることができます。
UAE→イタリア→アメリカの順で回るルートが効果的です。
朝イチでUAE→イタリア→アメリカへ
UAEパビリオンは事前予約が必要なうえ、混雑しやすいため、朝一番に訪れるのが最もスムーズです。
その後、徒歩で移動しやすい位置にあるイタリア館へ向かえば、美術展示とピザ実演を楽しめます。
最後にアメリカ館でドームシアターやNASAの展示を体験し、未来技術と食文化の両方を満喫しましょう。
動線の短さと所要時間を意識したルートで、満足度の高い半日が過ごせます。
アプリでの整理券・予約確認がカギ
スムーズに回るには、公式アプリの活用が欠かせません。
訪問前にアプリをダウンロードし、予約が必要なパビリオンの状況を確認しておくことで、待ち時間を大幅に削減できます。
QRコード取得の操作も事前に慣れておけば、現地で慌てることもありません。
アプリには混雑予想や現在の待ち時間も表示されるため、リアルタイムで最適な判断が可能です。
パビリオンの予約方法と注意点
混雑回避には予約が効果的。
予約の仕組みや操作手順を理解して、当日のトラブルを防ぎましょう。
予約が必要なパビリオン一覧
一部パビリオンでは予約が必須となっています。
アプリを使った効率的な予約方法を紹介します。
公式アプリの使い方・QRコード取得方法
予約が必要なパビリオンには、UAE館やイベント開催中のドイツ館などがあります。
これらは公式アプリ「EXPO 2025」を使って事前に予約する必要があります。
アプリでは日時と時間帯を選び、予約完了後にはQRコード付きの電子チケットが表示されます。
当日はこのコードを提示して入場します。
アプリの初期登録や通知設定を事前に済ませておくと、スムーズに予約が進みます。
予約なしで楽しめる人気パビリオンも紹介
予約が不要なパビリオンでも、午前中や混雑時は長時間の待ち時間が発生することがあります。
例えば、サウジアラビア館やスイス館、チェコ館などは予約不要ながらも人気が高く、タイミングによっては並ぶ必要があります。
早めの時間帯を狙うことで、待機時間を最小限に抑えることができます。
事前に混雑情報を確認しながら、柔軟にルートを調整するのがコツです。
SNSで話題!口コミで注目のパビリオン
公式サイトでは紹介しきれない“リアルな評判”もチェック。
SNSで拡散された注目パビリオンを紹介します。
フィリピン、マレーシア、オーストラリア他
体感型展示やインタラクティブな演出が注目を集め、多くの来場者が口コミを投稿しています。
没入型展示や動きに反応する演出が魅力
フィリピンパビリオンでは、スクリーンの前で来場者の動きに反応して映像が変化する体験が好評です。
花やフルーツが画面内で踊る様子がユニークで、子どもから大人まで楽しめると話題になっています。
マレーシア館では、自然との共生をテーマにした映像トンネルが人気で、没入感のある演出が高く評価されています。
オーストラリア館の「空を飛ぶ」「海に潜る」体験も、VR技術を活かした革新的な展示としてSNSで注目されています。
まとめ
大阪万博2025では、世界各国の文化や技術、グルメが一堂に集結し、まるで地球一周の旅をしているかのような体験が味わえます。
特に海外パビリオンは、建築美・体験型展示・食文化といった多角的な魅力を備え、訪問者を惹きつけてやみません。
人気の高いパビリオンは事前予約や早朝の訪問がカギとなるため、公式アプリの活用やモデルコースの参考が有効です。
また、SNSで話題の穴場スポットや限定グルメも見逃せません。
効率よく巡る計画を立て、世界が集うこの空間で特別な1日を過ごしましょう。