大阪・関西万博では、通常の郵便局とは一線を画す“体験型郵便局”が登場します。
万博という特別な舞台にふさわしく、郵便の枠を超えた新しいサービスやアート演出が盛り込まれており、子どもから大人まで誰でも楽しめる仕様になっています。
郵便を通じたコミュニケーションや記念品の収集だけでなく、先端テクノロジーを活用した未来体験も用意されており、まさに来場者参加型の「新しい郵便局」です。
この記事では、EXPO2025郵便局の基本情報からサービスの詳細、混雑回避のコツや限定アイテムまで、訪問前に知っておくと役立つポイントを詳しく解説します。
大阪・関西万博の郵便局とは?

2025年の大阪・関西万博では、会場内に通常とは異なる“特設郵便局”が2箇所設けられています。
会場に設置された「EXPO2025郵便局」はどこ?
万博会場には「EXPO2025 EAST郵便局」と「EXPO2025 WEST郵便局」が設けられています。
いずれも入場ゲート付近に位置し、アクセスのしやすさが魅力です。
これらの郵便局は、郵便サービスの提供にとどまらず、万博限定グッズの販売や特別体験コンテンツなども展開しています。
従来の郵便局とは異なり、来場者が記憶に残る体験を得られる場として設計されており、郵便文化の新たな形を体感できます。
Play! 郵便局のユニークなコンセプト
「Play! 郵便局」は、郵便を“遊びながら学ぶ”エンターテインメント空間として設計されています。
従来の業務中心の郵便局とは異なり、視覚的な演出や体験型サービスが導入されており、未来を見据えた郵便の可能性を提示しています。
VR体験やAIによる未来からの手紙の発行といった、非日常的な郵便体験が楽しめるため、特に子ども連れの家族に好評です。
施設自体が展示館のようなデザインで、フォトジェニックなスポットとしても注目されています。
東西2箇所の立地とアクセス情報
万博郵便局は、会場の東ゲートと西ゲート付近にそれぞれ配置されています。
EAST郵便局は企業パビリオンに近く、WEST郵便局はテーマ館ゾーンのアクセスに便利な立地にあります。
いずれもメイン動線上にあり、来場直後や帰路の途中で立ち寄りやすいのが特長です。
また、混雑状況によって東西を使い分けることで、スムーズな利用が可能となります。
会場案内図や公式アプリを活用すれば、位置確認も簡単にできます。
郵便局の営業時間とサービス詳細
会場内郵便局の営業時間や取扱業務は、万博ならではのスケジュールに沿って設定されています。
営業日・時間と金融サービスの有無
EXPO2025郵便局は、2025年4月13日から10月13日までの万博開催期間中、毎日営業しています。
基本営業時間は9時から19時までで、来場者の利便性を考慮した長時間営業です。
金融サービスについては、WEST郵便局のみが平日限定でゆうちょ銀行の貯金業務に対応しており、入出金や通帳記入なども行えます。
万博期間中でも基本的な郵便・金融サービスが利用可能であり、特別な郵便体験に加えて日常の用事もこなせる点が便利です。
WESTとEASTの違いとは?
WEST郵便局とEAST郵便局は基本的なサービス内容は共通していますが、一部機能に違いがあります。
WEST郵便局ではゆうちょ銀行業務の対応があり、より多機能な役割を果たしています。
一方、EAST郵便局にはガチャ(カプセルトイ)の設置があるなど、来場者向けのエンタメ要素が強化されています。
混雑状況や利用目的に応じて、どちらを訪れるか使い分けると便利です。
また、押印サービスや限定グッズも両局で異なるため、郵趣家にも魅力的です。
ゆうちょ対応と平日限定サービス
WEST郵便局では、平日に限りゆうちょ銀行の貯金業務を利用することができます。
これは入場者の中でも、金融サービスを求めるビジネス層や地元利用者に向けた配慮です。
入出金や通帳記入などのサービスは平日9時~16時の時間帯に限定されており、通常のゆうちょ業務に準じています。
EAST郵便局ではこうした金融業務は提供されていないため、目的に応じて利用局を選ぶことが重要です。
公式案内で対応時間の確認をしてから訪問するのが安心です。
通常の郵便局と違う3つの特長

万博郵便局は、一般的な郵便局にはない体験型の要素が随所に取り入れられています。
「未来からの手紙」体験とは?
「未来からの手紙」は、AI技術を使って20年後の自分からの手紙を生成する人気アトラクションです。
来場者の顔写真やプロフィール情報をもとに、個人に合わせた文章が生成され、印刷された手紙として持ち帰ることができます。
手紙には将来へのメッセージや人生へのアドバイスが書かれており、体験者の心に強く残る内容です。
感動型コンテンツとして、来場記念や家族の思い出作りにも最適です。
料金は1回500円で、気軽に参加できます。
限定切手やグッズが豊富!
EXPO2025郵便局では、会場内限定のフレーム切手や記念グッズが多数販売されています。
代表的な商品としては、ミャクミャクとぽすくまが共演した切手セットや、オリジナルデザインの文房具などがあります。
これらのグッズは数量限定で、販売場所も東西郵便局に限定されているため、現地でしか手に入りません。
訪問日によっては完売していることもあり、早めの購入が推奨されます。
記念品としての価値が高く、コレクターや観光客に人気です。
郵便×アートの参加型コンテンツ
万博郵便局では、郵便とアートが融合した体験型コンテンツが多数用意されています。
自分の写真を使ったオリジナル切手作成や、VRを使った配達体験など、参加者自身が「郵便の世界」に入り込める仕組みです。
展示空間もアート性が高く、写真映えする演出が随所に施されています。
特に切手アート展示やミャクミャクの巨大フィギュアは、家族連れの記念撮影スポットとして人気を集めています。
体験と記録を同時に楽しめるのが魅力です。
限定グッズ&記念切手のラインナップ
万博郵便局では、EXPO2025限定の切手やグッズが多数販売され、来場者の記念品需要に応えています。
フレーム切手「2025年日本国際博覧会」
「2025年日本国際博覧会」記念のフレーム切手セットは、郵便局限定の目玉アイテムです。
ミャクミャクとぽすくまのイラストが施されたデザインで、シール式85円切手が10枚セットになっています。
さらに、特製の台紙とポストカードも同梱されており、記念性とコレクション性の高い構成です。
価格は税込2,300円で、販売数は12,000セット限定となっています。
EASTおよびWEST郵便局のみでの販売で、公式ライセンスを受けた唯一の商品です。
ミャクミャク×ぽすくまグッズ紹介
ミャクミャクとぽすくまがコラボした万博限定グッズは、郵便局内の公式ショップでのみ取り扱われています。
ラインナップには、ピンバッジ、クリアファイル、ステッカーセットなどがあり、いずれも記念性が高くデザイン性にも優れています。
特に、イベント記念として子どもへのお土産や来場記念として人気が集中しています。
両キャラクターのファンはもちろん、郵趣やキャラクターグッズの収集家にも注目されています。
ガチャ(カプセルトイ)やノベルティ情報
EXPO2025 EAST郵便局には、限定ガチャ(カプセルトイ)コーナーが設置されています。
内容は、ミニチュアの郵便ポストや、ミャクミャクとぽすくまのラバーキーホルダーなどで、いずれも非売品の記念アイテムです。
また、開局初日には先着順でオリジナルノベルティも配布されており、タイミング次第では無料で限定品を入手できます。
ガチャは数百円で楽しめる手軽な記念企画として、特に子ども連れに人気です。
会期中だけの記念品を手に入れるコツ
記念グッズはすべて数量限定であり、再販予定はありません。
そのため、午前中の早い時間帯に訪問し、在庫のあるうちに購入するのがベストです。
特にフレーム切手や限定ガチャは入手難度が高いため、会期後半になると品切れになるケースもあります。
また、EASTとWESTで取り扱いアイテムが異なる場合があるため、両局をチェックするのも効果的です。
事前に公式情報を確認して、計画的に回るのが確実な方法です。
郵便局で楽しめる体験型アトラクション
万博郵便局では、郵便の枠を超えた体験型コンテンツが豊富に用意されています。
Play! 未来からの手紙(AI体験)
「Play! 未来からの手紙」は、AI技術を用いて未来の自分からのメッセージを受け取るユニークな体験です。
専用ブースで質問に答え、写真を撮ると、パーソナライズされた手紙が生成されます。
手紙には、未来からの励ましやアドバイスが綴られており、感動的な読後感を与えます。
老化処理された自分の写真と共に、印刷された手紙を記念として持ち帰れる点も好評です。
料金は1回500円で、幅広い年齢層に人気があります。
オリジナル切手作成ワークショップ
郵便局内では、自分の写真を使って世界に一つだけの記念切手を作る「切手プリ体験」が実施されています。
専用端末にてフレームデザインを選び、撮影した画像を組み合わせてオリジナル切手シートが作成されます。
完成した切手は実際に郵送にも使える仕様で、万博来場の証として人気です。
料金は1回1,500円ですが、その記念性の高さから家族での参加やプレゼント用途としても好まれています。
体験自体もワークショップ感覚で楽しめます。
VR郵便配達体験で遊びながら学べる
「Play! VRタイムトラベルメッセンジャー」は、VR技術を活用した郵便配達シミュレーションです。
来場者はゴーグルを装着し、仮想世界の中で手紙を配達する役割を体験します。
未来都市や歴史的な街並みなど、様々な時代背景が舞台となっており、郵便の社会的役割や歴史への理解が自然と深まります。
料金は1回500円で、ゲーム要素と学びを融合させたコンテンツとして高評価を得ています。
観覧者用モニターもあり、家族での共有体験も可能です。
記念スタンプ・特別消印の楽しみ方
大阪・関西万博では、郵便局限定の記念スタンプと消印が来場者の間で大きな話題になっています。
風景印と小型印の違いと魅力
風景印と小型印は、万博郵便局で提供される2種類の記念消印です。
風景印は局ごとの特色を生かしたイラストが含まれ、ミャクミャクや大屋根リングなどが描かれています。
一方、小型印はシンプルな丸型で、ぽすくまとミャクミャクが共演する可愛らしいデザインです。
どちらも会期中限定で、日付入りの記念押印が可能です。
特に郵趣家や記念収集を楽しむ来場者には、訪問の証として人気の高いコレクターアイテムとなっています。
押印の方法(現地・郵頼)を徹底解説
記念押印は、現地窓口での直接依頼か、郵送による依頼(郵頼)の2通りから選べます。
現地では、切手を貼ったはがきや封筒を準備し、窓口で係員に申し出れば、その場で風景印または小型印を押してもらえます。
一方、郵頼では郵便物を事前に送付し、後日押印済みのものが返送される仕組みです。
会場に行けない方や、混雑を避けたい方には郵頼が有効です。
日本郵便の公式サイトには詳しい手順が掲載されているので、事前確認が必要です。
記念スタンプ台の場所と準備ポイント
記念スタンプ台は、EAST・WEST両郵便局の館内に設置されており、誰でも無料で利用可能です。
ただし、スタンプは窓口スタッフによる公式押印であり、自由に押す形式ではありません。
そのため、台紙やポストカードなどの押印用紙をあらかじめ準備しておくことが重要です。
来場前に切手と台紙を揃えておけば、スムーズに押印が完了します。
混雑時を避けて、午前中の利用を心がけるとストレスなく楽しめます。
混雑を避けるための5つの裏技
万博郵便局を快適に楽しむためには、混雑を避ける工夫が欠かせません。
以下のポイントを押さえることでスムーズに利用できます。
朝一・夕方狙いが吉
開場直後の午前9時台や、来場者の動きが落ち着く夕方17時以降は、郵便局の混雑が比較的少ない時間帯です。
日中は各パビリオンの合間に訪れる人が増えるため、待ち時間が発生する傾向にあります。
特に記念スタンプや限定グッズを目当てにする場合は、朝の早い時間が最適です。
夕方も混雑が緩和されることが多く、落ち着いてサービスを利用できます。
時間帯を選ぶだけで、滞在時間を短縮できる効果があります。
EASTとWESTの混雑状況を見極める
郵便局は東西に2箇所あり、混雑状況が異なることがあります。
入場ゲートから近い方が混みやすいため、反対側の局をあえて選ぶことで待ち時間を減らせます。
たとえば西ゲートから入場してWEST郵便局が混んでいる場合、少し歩いてでもEASTを目指す価値があります。
公式アプリや現地スタッフに混雑状況を尋ねると、最新の情報が得られます。
状況に応じた柔軟な対応が、効率的な見学に直結します。
平日・事前準備・郵頼の活用術
万博会場は土日や祝日に特に混雑しやすいため、可能であれば平日の訪問がおすすめです。
加えて、スタンプ用の台紙や宛名記入を事前に準備しておくことで、滞在時間を短縮できます。
さらに、郵頼(郵送依頼)を活用すれば、現地に行かずとも記念消印を取得可能です。
これにより、混雑を避けながらコレクションを充実させられます。
訪問の目的に応じて準備と手段を選ぶことで、ストレスの少ない体験が実現します。
万博スタンプラリーも同時に楽しもう!
会場内では公式スタンプラリーも開催されており、郵便局と併せて楽しむことで記念性がさらに高まります。
スタンプパスポートの購入と使い方
スタンプラリー専用の「公式スタンプパスポート」は、会場内外の公式ショップで購入できます。
価格は税込1,100円で、全72ページ構成のスタンプ帳です。
スタンプの押印ガイドが付属しており、収集場所の確認や順路の計画に役立ちます。
ページ内には装飾スペースもあり、完成後は記念冊子として保存価値の高い仕上がりになります。
購入後は首にかけられる専用ケースも別売されており、持ち運びにも便利です。
設置場所・押印方法・特別スタンプ情報
スタンプ台はパビリオンや郵便局、案内所などに200種類以上設置されています。
場所によってデザインが異なり、各国パビリオンでは独自モチーフを使ったスタンプが楽しめます。
スタンプパスポートに指定ページがあるため、正確に押すことで仕上がりも美しくなります。
中には、特定スポットを巡って完成する特別スタンプも存在し、6色を重ね押しして1つの作品が完成する仕掛けが施されています。
こうした工夫が、参加者の熱意を引き出します。
紙とデジタル(NFT)の違いと活用法
万博スタンプラリーは紙とデジタルの2方式で展開されています。
紙スタンプラリーは実際に押印する楽しさと保存性に優れており、記念品としての価値が高い形式です。
一方、デジタル版は万博公式アプリを使用し、各スタンプ台のQRコードを読み取ることでNFT形式のスタンプが集まります。
デジタル特典や限定キャンペーンにも参加でき、ゲーム感覚で楽しめます。
両方を併用することで、より多角的な体験が可能になります。
万博郵便局での思い出を形に残す方法
郵便局を訪れた証として、視覚的にも記憶に残る記念の工夫をしてみましょう。
フォトスポット・ロゴ看板・ポスト撮影
郵便局の外観は近未来的なデザインで、正面に掲げられた「Play! 郵便局」のカラフルなロゴが撮影スポットになっています。
来場日入りのパネルも用意されており、写真を通してその日の思い出を記録できます。
また、記念仕様の郵便ポストは万博ならではの装飾が施されており、観光客に人気のフォトポイントです。
家族連れやカップルなど、幅広い層が記念撮影を楽しんでおり、SNS投稿にもぴったりの演出です。
スタンプ押印と写真の組み合わせテク
記念スタンプを押印した台紙やポストカードと一緒に、郵便局背景で撮影することで、視覚的に印象深い記念写真が完成します。
押印物を掲げた写真は、スタンプラリー達成の証としてSNSでも共有されています。
特に、小型印や風景印のデザインと背景の一体感があると、より完成度の高いビジュアルに仕上がります。
写真撮影の際には、スタンプの鮮明さや構図にこだわることで、思い出をより魅力的に残すことができます。
SNS映えするおすすめスポット紹介
郵便局周辺にはSNS映えする撮影スポットが複数用意されています。
代表的な場所は、ミャクミャクとぽすくまの等身大パネルや、記念デザインの郵便ポスト前です。
これらの背景は彩度の高い色使いとイベント感のある装飾が特徴で、撮るだけで視覚的インパクトのある写真になります。
スタンプ台のそばやワークショップエリアも、背景として人気です。
光の入り方や構図を工夫すれば、思い出に残る1枚が撮れるでしょう。
まとめ
大阪・関西万博の郵便局は、単なる郵便サービスの提供にとどまらず、体験型アトラクションや限定記念品、アート性の高い展示など、五感で楽しめる施設です。
事前の情報収集とタイミングを見計らった訪問で、混雑を避けつつスムーズに満喫できます。
記念スタンプや切手はもちろん、未来からの手紙やVR体験など、家族や友人との特別な思い出づくりにも最適です。
ぜひ、郵便の新たな魅力に触れる機会として万博会場の郵便局を訪れてみてください。