国会議事堂の目の前に広がる銀杏並木は、都内の紅葉スポットの中でも比較的静かで、のんびりと景色を楽しめる穴場です。
このエリアは神宮外苑に比べると少し目立たないため、紅葉を満喫できるおすすめの場所として知られています。
国会議事堂の隣に位置する国会前庭も、銀杏並木に囲まれた自然あふれる美しい場所です。
こちらは一般の方でも無料で入園可能で、東京で秋を感じる隠れた名所として親しまれています。
秋色に染まる国会議事堂前の風景
国会議事堂の前に展開する銀杏並木は、知る人ぞ知る紅葉のスポットです。
神宮外苑の賑わいに比べ、より静かな散策が楽しめるため、心穏やかな時間を過ごすには最適です。
鮮やかなイチョウの葉が青空に映える様子は、見る者を引きつけます。
背景には国会議事堂が聳え立ち、イチョウ並木との対比が美しい景観を作り出しています。
また、この地はドラマ「相棒」の撮影地としても知られ、多くのファンが訪れます。
南北に広がる広々とした庭園や国会議事堂正門から伸びる並木道には、146本のイチョウの木が植えられており、訪れる人々はその絵画のような風景をカメラに収めています。
イチョウ並木の見頃は通常11月中旬から12月上旬ですが、気候によって変動することがあるため、訪問前には確認が必要です。
特に近年の猛暑の影響で変動が見られることもあります。
東京メトロ「国会議事堂前駅」からは徒歩3分とアクセスも良好です。
そして、銀杏並木はもちろん、国会議事堂の見学ツアーに参加するのもおすすめ。
事前予約なしで参加できるので、時間が許すならぜひ訪れてみてください。
国会前庭を訪れて
国会議事堂前に広がる並木道の両側に位置する国会前庭は、約5万平米の広さを誇ります。
桜やハナミズキなど多種多様な植物が植えられ、野鳥の姿も見られるため、都心にいながら自然を満喫できる素晴らしい場所です。
訪れる人が比較的少ないため、穏やかで静かな時間を楽しむことができます。
庭園は北地区と南地区に分かれており、それぞれ異なる特色があります。
北庭には歴史的建物が多く、西洋風のデザインが特徴です。
一方、南庭は日本庭園の趣を持っており、その落ち着いた雰囲気が訪れる人々を魅了しています。
南庭:和風庭園の静けさ
南庭は回遊式の和風庭園で、池や小川、滝があり、四季折々の自然美が楽しめます。
手入れが行き届いた庭園は、訪れる人々に穏やかなひと時を提供します。
滝石組や静かな庭園の苔が日本の伝統美を際立たせています。
庭園内には東屋も設けられており、都会の喧騒を忘れさせる穏やかな休息スポットとなっています。
南側にはトイレも設置されており、便利です。
北庭:洋風庭園の開放感
北庭は様々な植物に囲まれた洋風庭園で、特に目を引くのは、三権分立を象徴する独特のデザインが施された時計塔です。
広場や池は周囲の景色と調和し、訪れる人々に癒しを提供しています。
歴史的な見どころも豊富で、日本の標高の基準点や江戸時代の名水である「櫻の井」もこの地にあります。
憲政記念館の歴史と学び
憲政記念館では、日本の議会政治の歴史とその展開を学ぶことができます。
この施設はかつて「尾崎記念会館」として知られ、議会政治の父である尾崎行雄の功績を称える銅像と記念碑が設置されています。
尾崎行雄は、「憲政の神様」とも称され、日本の議会政治発展に貢献しました。
国会議事堂前の銀杏並木と国会前庭園の詳細ガイド
国会議事堂前銀杏並木
- 住所:東京都千代田区永田町1丁目
- アクセス:永田町駅「国会議事堂前駅」から徒歩5分
国会前庭園の情報
- 住所:
- 北庭:東京都千代田区永田町1丁目1
- 南庭:東京都千代田区永田町1丁目2-1
- 料金:無料
- 開園時間:9:00~17:30
- 閉園日:12月29日から翌年1月3日
- アクセス:永田町駅「国会議事堂前駅」から徒歩5分
- 駐車場:利用不可
まとめ
国会議事堂前のイチョウ並木は、都心の中でも比較的混雑が少ないため、穏やかな紅葉狩りを楽しむのに最適です。
手入れが行き届いた環境の中、壮大な議事堂を背景にした風景は訪れる人々を魅了します。
忙しい日常から少し離れ、落ち着いた散歩道を歩くことがおすすめです。
国会前庭園は、豊かな緑に囲まれ、北庭は洋風、南庭は日本庭園の趣があります。
それぞれ異なるデザインの庭園が設けられており、どちらも訪れる価値がある美しい場所です。